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私は今、介護ヘルパーをしています。
新聞やテレビでは「介護の仕事はキツイ」「給料が安い」とか言われていますが、私は毎日楽しく働いて満足しています。
初めは体力的にも精神的にも「キツイ」と感じたこともありました。高齢者の方にどうに接して良いかわからない不安がありました。
しかし、介護の確かな知識や技術を習得していくことで自信もつき、少しずつ高齢者の方々とコミュニケーションがとれるようになっていました。
入居しているかたから私の手を取って「ありがとう」と言われた瞬間、とても嬉しく、さらにもっと皆様が幸せを感じられるような介護をしたいと思うようになりました。
認知症の方に初めて名前を呼ばれたときの感動も忘れません。
「介護の仕事は給与が安い」と思っている人たちは社会生活に入る心構えや考え方を変えてみたらどうだろうと感じています。
私は普通高校を卒業してから電気工事士を目指して専門学校に通いましたが、『これからは高齢化社会だ!!』と思い、全く違う世界に飛び込みました。どんな世界に入っても誰もどんな人でも新人からスタートで、教えてもらうことばかりだし、何も分らないので高卒の賃金で満足でした。でも、ホームヘルパーの資格を取得したり、職場でのチームワークや仕事の責任を少しずつ理解し、仕事仲間に認められて収入も徐々に増えてきました。大切なのは認められる事や職場で必要な人になることではないでしょうか。
私は先日、介護福祉士の試験を受けました。介護ヘルパーを3年経験し、受験資格ができ会社の上司にも薦められたので、さっそく受験してみました。合格したかどうかは、まだ判りませんが合格すれば「訪問介護センター責任者」になれる予定です。3年程度の経験で責任者になるのは、まだ早いのかとは思いますが期待に応えられるように精一杯頑張ってみようと思っています。世界では15歳とか19歳のオリンピック選手が活躍しているのに23歳の私が「訪問介護センター責任者」くらいでビビッてられません。
介護の仕事に偏見を持たないでドンドン仲間が増えてくれることを願ってます。
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